ジョージアの転職・就職事情
ジョージア州は、アメリカの南部を代表する州です。四季に恵まれ、冬は比較的温暖で過ごしやすい気候です。特にジョージア州の州都であるアトランタは南部を代表する都市であり優良企業が多く集まっています。アメリカの『フォーチュン』誌が発行する収入の全米上位500社のリスト『フォーチュン500』には、アトランタに本社を置く企業が16も入っており、その中には、有名なデルタ航空やコカ・コーラ社のほか、住宅リフォームの小売業であるホームデポ社、運送業のUPS社などが含まれています。また、アトランタ空港はデルタ航空が本拠地としているために、国際線・国内線ともに、とてもアクセスがよく、日本からの直行便も就航しており、アクセス面からも日系企業が進出しやすい環境となっており、すでに多数の日系企業がアトランタでビジネスを行っています。高層ビルが立ち並ぶ近代的な都市のアトランタから車で1時間離れた場所には、豊かな緑と風光明媚な自然に囲まれた美しい田園風景が広がります。都会の便利さを享受しつつ、美しい自然の中でゆったりした時を過ごすこともできる、それがジョージア州の魅力の一つです。
ジョージアの日系企業、日本人エリア
ジョージア州は、米国南東部に於ける日本産業の中心地として認識されています。 日系企業のジョージア州への投資額は54億ドルにのぼり、現在、日系企業547社が活動、これらの企業は、ジョージア州におよそ37,000人の雇用をもたらしています。 ジョージア州に進出している日系企業の多くは自動車関連、建設機械、住宅関連、スポーツ用品、化学などの製造業です。2015年には、ジョージア州は日本から総額46億ドルを輸入しており、日本にとってジョージア州は、世界第五番目の輸入国となっています。またジョージア州の日本向け輸出は13億7000万ドルで、日本はジョージア州にとって6番目に大きな輸出市場となっています。 Aflac、Coca-Cola、Delta Air Lines、NCR、Newell Rubbermaid、UPSなどジョージア州に本社を持つ50社以上の企業が現在日本で事業を展開しています。また、ジョージア州にはサバナとブランズウィックという2つの港があり、世界中の商船が行き交っているため、物流や輸出入関連ビジネスも盛んです。比較的治安のよいアトランタ北部に、最も多く日本人が住んでおり、日本食レストランやスーパーマーケットなどもあります。
ジョージアでの求人
ジョージアの企業においては、主に製造業と物流業での求人が複数の求人で積極的に募集されています。
特に、機械・電子エンジニア、営業、通訳、経理、人事(HR)、アドミニストレーション(アドミ)の求人が多く出る傾向にあります。
製造業では、新たな技術やプロセスの導入、生産ラインの効率化、品質管理の向上などを担う求人や、機械・電子エンジニアの需要が高まっています。また、製品の市場拡大や顧客対応の強化を目指す営業求人も重要視されています。また日本からの駐在員や出張者と現地のスタッフをつなぐ通訳の求人や、経理、人事、アドミニストレーションなどの会社を支えるバックオフィスの求人も多数出ています。一方、物流業では、効率的な物流プロセスの確立や新工場設立による顧客フォローの必要性から、営業や拠点長の求人も多く採用が進んでいます。
ただし、日系企業や日本人の住んでいる地域が広がっていることから、転職のタイミングと求人が出るタイミングが合わないケースもよく見かけます。常にどんな求人があるのかチェックし続けることが大切です。求人が出てから1週間程度でオファーが出ることもありますので、転職活動においては長期戦を覚悟しながら求人が出てきたらすぐに応募できるように準備をしておくことをお勧めします。