アメリカの採用面接で好印象を与える

アメリカでの一般的な採用面接は、特定のポジションでの面接となります。従って、面接の焦点は応募者がそのポジションに適しているかどうかを見定めることとなります。弊社から求人をご紹介する場合、企業から予めいただいたジョブ・ディスクリプションと呼ばれる職務記述書にそって、職務内容や要件をリクルーティング・コンサルタントが詳細にご説明いたします。併せて、企業が求めている人物像についてもご説明しますので、それに対して自分は何を提供できるかを考えてください。面接は就職・転職の最大の関門です。自信をもってアメリカでの面接に臨めるよう最大限お手伝いします。


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絶対に抑えておきたい!
採用面接の基本

面接でよく聞かれる質問は職種によって多少異なります。技術的な職種の場合には専門的な質問が多くなってくるでしょう。ただし、どんな職種でも基本な質問は同じなので事前に回答を準備して面接に臨みましょう。基本的な質問としては、下記のものがあげられます。

  • A. 自己紹介
  • B. 志望動機
  • C. 転職理由・現在の仕事内容
  • D. 企業についての知識
  • E. 経験やスキルなどです。

また、
  • F. 強みと弱み
  • G. 仕事上であったトラブルの内容と対処方法
  • H. 将来のキャリアプラン
などもよく聞かれる質問です。

アメリカでの面接での質問の回答については日本語と英語と両方用意しておきましょう。応募職種に関連した点に重点をおき、現在・過去の経験などを明確に説明できる様、あらすじをまとめておくとよいでしょう。また、前向きで積極的な姿勢を示すために将来の夢や希望、キャリア像等も盛り込むと良い印象を与えます。

志望動機や企業についての質問は、事前準備を入念に行う必要があります。事業内容、業界での位置、業界の動向などは最低限、把握しておいてください。その際、面接を受ける会社のウェブサイトは第一の情報源となります。企業理念や風土、職種への強い関心、自身のスキルや経験がどのように生かせるか、短めに説明できるよう答えを用意しておいてください。

また、転職の理由についての回答は否定的なコメントは避け、前向きな理由を用意します。例えば、新しいことへのチャレンジなどを述べるとよいでしょう。

自身の強みについては、応募している職種に有利となる内容にフォーカスしてください。職種とかけ離れた強みについて語られると面接官の興味が薄れるかもしれません。また弱みについては、強みになりうることを回答してください。

またトラブルとその対処法について聞かれた場合には、応募している会社で実際に働いた時にどのような対応ができる人かが見られていますので、しっかり準備をしておきましょう。

最後に面接官はよく「何か質問はありますか?」という質問をします。何も質問がない場合には、会社や職種に対して興味が低いと、マイナスにとられることもありますので、仕事内容や、会社が期待している事など、熱意や興味が伝わる質問を用意しておくとよいでしょう。

人は出会った瞬間、数秒間の間に相手をジャッジすると言われています。短い面接時間であれば、第一印象の比重は大きくなります。第一印象でまず一番大切なポイントは身だしなみです。面接ではプロフェッショナルに見える身だしなみを心がけてください。

アメリカの面接での服装は日本とあまり変わりはありません。清潔感と誠実さが伝わる服装や髪型が基本です。一般企業での面接ではスーツを着用します。男性であれば、黒や紺、グレー系のスーツで白色のワイシャツがよいでしょう。ネクタイも派手すぎるものは避け、自分の雰囲気に合ったものを選んでください。

女性の場合もスーツ着用が一般的です。色も男性と同じ、黒や紺、グレー系がよいでしょう。スーツ着用でない場合でもジャケットを着用することをお勧めします。ボトムはスカートでもパンツでもどちらでも大丈夫です。服装と合わせて、靴、靴下、時計、鞄に至るまで、身につけるものは清潔感を意識して選んでください。

面接が決まったら面接会場の場所を事前に必ず確認しましょう。最寄の駅や交通手段、自宅からの所要時間を確認します。面接当日で一番大切なことは遅刻をしないこと。遅くとも10分前には到着する余裕をもって所要時間を計算してください。

第一印象はとても大切です。面接の開始時には必ず笑顔で自分のフルネームをはっきり伝えながら挨拶をしましょう。質問に答える時は、相手の目をみてしっかり大きな声で答えてください。また、面接官が複数の場合には、質問者だけではなく、時々他の面接官とも目線を合わせるようにしてください。終了時には感謝の気持ちを伝えてください。

持ち物としては履歴書、小さめなノートと筆記用具を持参し、必要なことはメモをとるようにしてください。また、面接前には携帯電話の電源はオフにすることを忘れないでください。

面接では心からその会社、その職種を希望していることを示す必要があります。ビザや給料の話にはあまり触れず、それらの話題は人材会社に任せてください。熱意の伝え方には色々方法があるかと思いますが、まずは受ける会社について理解を深めておくことが大切です。そして自分がその企業のどのようなところに魅力を感じ、入社後にはどのような力を発揮することができるのかしっかり事前に考えておいてください。

どのような場面でもコミュニケーションは大切ですが、面接でも同じです。まずは相手の話を最後まで熱心に耳を傾けます。そして、言葉のキャッチボールをするように、相手を思いやりながら質問に回答していくとよいでしょう。相手の話を聞かず、自分の思いや考えだけを主張するだけでは、よいコミュニケーションは生まれないということを常に念頭に置いておいてください。

アメリカでは面接の後、感謝の気持ちを伝えるサンキューレターを送るのがマナーとされています。サンキューレターは早めの方が効果的なので、面接を受けたその日のうちに送るのがベストです。
レターには
A. 感謝の意
B. 面接時の感想や興味をもった話題
C. ポジションに対する興味や意気込み
D. 追加質問等、いつでも連絡に応じる用意があるという意思表示
E. 連絡先等の内容
を盛り込みます。
弊社を通じて面接を受けた場合には、弊社のスタッフを介して企業の担当者に送ることができますので、ご相談ください。

フェースブック等、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)をプライベートで使っている方が増えています。将来の就職を考えずに羽目をはずした写真を載せたくなるのは自然な気持ちですが、人事の担当者の目にとまることもあるかもしれません。サービスを利用する際には注意を払ってください。また、emailは利用頻度の多いコミュニケーションツールです。たまに奇抜なアドレス名を使用している方を見かけますが、転職や就職活動ではオーソドックスな名前のアドレスを使用した方が無難でしょう。

  • 遅刻する
  • 携帯電話が鳴る
  • 緊張のため表情が硬く、笑顔を見せない
  • 友達に接するようにくだけた態度をとる
  • 会話の最中に面接官の名刺やペンをいじる
  • 質問があるかときかれて「何もない」と答える
  • 仕事内容よりも待遇のことを真っ先に質問する
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